「秋篠宮悠仁親王」の版間の差分

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'''悠仁親王'''(ひさひとしんのう、[[2006年]][[9月6日]] - )は、[[日本]]の[[皇族]]。[[秋篠宮文仁親王]]と[[文仁親王妃紀子|同妃紀子]]の第一男子。[[身位]]は[[親王]]。[[皇室典範]]における[[敬称]]は[[殿下]]。[[お印]]は[[コウヤマキ|高野槇]]。[[皇位継承順位]]第3位。[[明仁|今上天皇]]の孫にあたり、姉に[[眞子内親王]]、[[佳子内親王]]がいる。
  
*'''秋篠宮悠仁親王'''(アキシノノミヤ・ヒサヒトシンノウ)。
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[[宮家]]の生まれであるため「'''○宮'''」の[[御称号]]はない<ref>[[報道]]などでは「秋篠宮悠仁」の表記も見られるが、公式には[[宮家]]の当主ではないため「秋篠宮」の[[宮号]]は冠せず「悠仁親王」と称するのが正しい。宮家の嫡男を呼ぶ際の以前の慣例にしたがえば「'''秋篠若宮'''悠仁親王」と呼称する([[若宮]]を参照)ことになるが、現在では皇室制度に詳しい人々もこの呼称はほとんど用いない。</ref>。
[[2006年]][[9月6日]]生。[[日本帝國]][[皇族]]。
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*[[秋篠宮文仁親王]]殿下樣・[[文仁親王妃紀子|同妃紀子]]殿下樣の第一皇子。
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[[身位]]は[[親王]]。[[皇室典範]]における[[敬称]]は[[殿下]]。[[お印]]は[[コウヤマキ|高野槇]]。
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*[[皇位継承順位]]第三位。[[平成天皇]]陛下樣の皇孫。
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*[[秋篠宮眞子内親王]]殿下樣・[[秋篠宮佳子内親王]]殿下樣の皇長弟。
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*秋篠宮家の出身で有るが、当主では無い爲に「'''○宮'''」の[[御称号]]は無い<ref>[[報道]]などでは「秋篠宮悠仁親王」の表記も見られるが、公式には[[秋篠宮家]]の当主では無い爲に「秋篠宮」の[[宮号]]は冠せず「悠仁親王」と称するのが正しい。宮家嫡男を呼ぶ際の以前の慣例に従えば「'''秋篠若宮'''悠仁親王」と呼称する([[若宮]]を参照)事に成るが、現在では、皇室制度に詳しい人々も、この呼称は使用仕無。</ref>。
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== 秋篠宮悠仁親王殿下樣の略歴 ==
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== 略歴 ==
=== 秋篠宮悠仁親王殿下樣の誕生 ===
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=== 誕生 ===
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[[平成]]18年(2006年)[[9月6日]] 、[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]]の[[愛育病院]]にて誕生。[[身長]]48.8[[センチ]]、[[体重]]2,558[[グラム]]。
  
*[[平成]]18年(2006年)[[9月6日]] [[東京都]][[港区]][[愛育病院]]にて誕生。[[身長]]48.8[[センチ]]、[[体重]]2,558[[グラム]]。
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日本の皇族としては初めて[[帝王切開]]により誕生。[[秋篠宮家]]においては[[佳子内親王]]以来12年ぶりの子女の誕生、[[皇室]]においては、父・[[秋篠宮文仁親王]]以来41年ぶりの男子誕生となった。
  
*[[日本帝國]][[皇族]]としては初めて[[帝王切開]]に依り誕生。[[秋篠宮家]]では、[[秋篠宮佳子内親王]]殿下樣以来12年ぶりの子女の誕生、[[皇室]]に於いては、父・[[秋篠宮文仁親王]]殿下樣以来、41年ぶりの男子誕生となった。
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同年[[9月12日]][[命名の儀]]。父の秋篠宮文仁親王により「'''悠仁'''親王」と名付けられる。[[宮内庁]]によると「ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んでいくことを願って」命名されたという。家族からは「'''悠ちゃん'''(ゆうちゃん)」「ユージン」「'''ゆうゆう'''」の愛称で呼ばれているという。また、お印に[[高野槇]]が選ばれたのは、「大きく、まっすぐに育ってほしい」との思いを込めてのものである。
  
*同年[[9月12日]][[命名の儀]]。父の秋篠宮文仁親王殿下樣に依り「'''悠仁'''親王」と名付けられる。[[宮内庁]]に由ると「ユッタリとした気持ちで、長く久しく人生を歩んで行く事を願って命名」されたという<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6800/news/20060912it11.htm 秋篠宮家ご長男、お名前は「悠仁(ひさひと)」][[読売新聞]]、2006年9月13日</ref>。家族からは「'''悠ちゃん'''(ゆうちゃん)」「ユージン」「'''ゆうゆう'''」<ref>[http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091031/imp0910310702001-n4.htm 【皇室ウイークリー】(104)雅子さまが8月以来のご公務 悠仁さま、ヤギを追って記者のもとに (4/5ページ)] MSN産経ニュース 2009年10月31日</ref>の愛称で呼ばれているという。また、お印に[[高野槇]]が選ばれたのは、「大きく、まっすぐに育ってほしい」との思いを込めてのものである。
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皇族男子の不足から誕生の前年・平成17年([[2005年]])には[[皇位継承問題 (平成)|皇位継承問題]]が表面化していたこともあり、各地で奉祝をもって迎えられた。[[明治神宮]]をはじめ、各地の[[神社]]・[[神社庁]]で、[[神輿]]の奉納・提灯行列・奉祝行進など祝賀行事が行われた。悠仁親王の誕生によって、[[皇統譜#皇統|皇統]]断絶の危機が当面は解消されたことで、皇室典範改正案の提出は見送られることとなった。
  
*皇族男子の不足から誕生の前年・平成17年([[2005年]])には[[皇位継承問題]]が表面化して行た事も有り、各地で奉祝を持って迎えられた。[[明治神宮]]をはじめ、各地の[[神社]]・[[神社庁]]で、[[神輿]]の奉納・提灯行列・奉祝行進など祝賀行事が行われた。「秋篠宮悠仁親王殿下樣」の誕生に由って、[[皇統]]断絶の危機が当面は解消されたことで、皇室典範改正案の提出は見送られる事に成った。
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[[愛育病院]]からの退院時、宮邸のある赤坂御用地までの沿道には約1800人が集まった。警備は[[警視庁]][[機動隊]]など計1,200人態勢で行なわれた。
  
*[[愛育病院]]からの退院時、宮邸のある赤坂御用地までの沿道には約1800人が集まった。警備は[[警視庁]][[機動隊]]など計1,200人態勢で行なわれた<ref name=toonippo>[http://www.toonippo.co.jp/douga/koushitsu/news2006/20060915.html 紀子さまと悠仁さま退院]、東奥日報、2006年9月15日</ref>。
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=== 幼少期 ===
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[[2009年]][[12月2日]][[お茶の水女子大学附属幼稚園]][[2010年]]4月より入園することが宮内庁より発表された。特別選抜での合格による。
  
=== 秋篠宮悠仁親王殿下樣の幼少期 ===
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== 逸話 ==
*[[2009年]][[12月2日]]、[[お茶の水女子大学附属幼稚園]]へ[[2010年]]4月より入園することが宮内庁より発表された。特別選抜での合格に依る<ref>{{Cite news |url=http://mainichi.jp/photo/news/20091203k0000m040150000c.html|title = 悠仁さま お茶の水女子大付属幼稚園へ 来春から3年保育|newspaper=[[毎日新聞]]|date=2009年12月3日}}</ref>。
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=== 誕生に際して ===
 
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* 誕生時には、[[インドネシア]]の[[スシロ・バンバン・ユドヨノ|ユドヨノ大統領]]など21か国の[[元首]]から天皇・[[皇后美智子|皇后]]へ、31か国の元首から天皇へ、それぞれ皇孫誕生の祝電が寄せられた。中でも[[タイ王国|タイ]]政府は、[[チャクリー王朝|タイ王室]]にも前年に王孫が誕生していることをあげ、両国の親密さを示したと思えるとコメントした。また、ユドヨノ大統領は、[[2006年]][[11月27日]]来日した際、今上天皇との会談において「国をあげて悠仁親王殿下の誕生をお祝いしております」と発言した。また、[[トルコ]]の[[トプカプ宮殿]]博物館から国宝である「金のゆりかご」が「トプカプ宮殿至宝展」にて特別展示された。これは門外不出の国宝で、博物館館長の好意により実現したもの。
== 秋篠宮悠仁親王殿下樣の逸話 ==
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* [[皇室の儀式|賜剣の儀]]で今上天皇から授けられた守り刀は、[[重要無形文化財]]保持者([[人間国宝]])に認定された[[天田昭次]]の作。
=== 秋篠宮悠仁親王殿下樣の誕生に際して ===
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* 誕生時には、[[インドネシア]]の[[スシロ・バンバン・ユドヨノ|ユドヨノ大統領]]など21か国の[[元首]]から天皇・[[皇后美智子|皇后]]へ、31か国の元首から天皇へ、それぞれ皇孫誕生の祝電が寄せられた<ref>[[官報]]本紙皇室事項欄(平成18年(2006年)11月10日付及び同年12月13日付)。なお、官報の皇室事項欄で「皇孫殿下御誕生につき御祝電云々」とあるので、ここは「親王」でなく「皇孫」が正確である。</ref>。中でも[[タイ王国|タイ]]政府は、[[チャクリー王朝|タイ王室]]にも前年に王孫が誕生していることをあげ、両国の親密さを示したと思えるとコメントした。また、ユドヨノ大統領は、[[2006年]][[11月27日]]来日した際、今上天皇との会談において「国をあげて悠仁親王殿下の誕生をお祝いしております」と発言した。また、[[トルコ]]の[[トプカプ宮殿]]博物館から国宝である「金のゆりかご」が「トプカプ宮殿至宝展」にて特別展示された。これは門外不出の国宝で、博物館館長の好意により実現したもの。
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* [[皇室の儀式|賜剣の儀]]で平成天皇陛下樣から授けられた守護刀は、[[重要無形文化財]]保持者([[人間国宝]])に認定された[[天田昭次]]の作刀。
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* [[お印]]が[[コウヤマキ|高野槇]]と決まった後、高野槇を市の木とする[[岐阜県]][[中津川市]]の中津川観光協会が高野槇の写真入のパンフレット用紙袋を製作した。また、高野槇の名の由来でもある[[高野山]]へのアクセス手段である[[南海電気鉄道]]では、記念として[[難波駅]]で高野槇1000本を無料配布した。
 
* [[お印]]が[[コウヤマキ|高野槇]]と決まった後、高野槇を市の木とする[[岐阜県]][[中津川市]]の中津川観光協会が高野槇の写真入のパンフレット用紙袋を製作した。また、高野槇の名の由来でもある[[高野山]]へのアクセス手段である[[南海電気鉄道]]では、記念として[[難波駅]]で高野槇1000本を無料配布した。
* 祖父母である平成天皇陛下樣・皇后陛下樣が、見舞いに来た際、白いベビーシューズを母子に贈った。これは「秋篠宮悠仁親王殿下樣」の一歳の誕生日写真でも、ソファ脇の机に飾られていた<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/feature/impr/0709photo/index.htm 悠仁さま満1歳](写真2枚目)、読売新聞、2007年9月6日</ref>。
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* 祖父母である今上天皇・皇后が見舞いに来た際、白いベビーシューズを母子に贈った。これは悠仁親王の1歳の誕生日写真でも、ソファ脇の机に飾られていた。
  
 
==== 記帳所の設置 ====
 
==== 記帳所の設置 ====
*41年ぶりの親王誕生であったが、秋篠宮家の生で有るとして[[宮内庁]]は誕生を祝う爲の記帳所は設け無かった。しかし[[地方自治体]][[寺社]]等では、独自に記帳所を設けた所も存在した。
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41年ぶりの親王誕生であったが、一宮家の生まれであるとして[[宮内庁]]は誕生を祝うための記帳所は設けなかった。しかし[[地方公共団体|地方自治体]][[寺社]]などでは独自に記帳所を設けたところも存在した。
  
 
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*この他、[[さいたま市]]、[[四国中央市]]などの市町村や、[[出雲大社]]、[[北野天満宮]]、[[善光寺]]など全国各地の寺社でも記帳所が設けられた。
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この他、[[さいたま市]]、[[四国中央市]]などの市町村や、[[出雲大社]]、[[北野天満宮]]、[[善光寺]]など全国各地の寺社でも記帳所が設けられた。
  
 
==== 海外メディアの反応 ====
 
==== 海外メディアの反応 ====
*秋篠宮悠仁親王殿下樣の誕生は、世界各國のメディアで報道された。[[王室]]を有する[[イギリス]]では日本の[[皇位継承問題]]が話題となっていたこともあり、[[BBCニュース]]はトップニュースで報道<ref>{{cite news | title = Japan princess gives birth to boy | work = BBC NEWS | date = 2006-09-06 | url = http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/5316266.stm}}</ref>。他、[[アメリカ合衆国]]の[[CNN]]・[[ニューヨーク・タイムズ]](電子版)・[[タイム (雑誌)|TIME]]<ref>{{cite news | last = Walsh | first = Bryan | title = Japan Celebrates: It's a Boy! | work = TIME | date = 2006-09-05 | url = http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1531895,00.html}}</ref>、[[中華人民共和国]]の[[新華社|新華社通信]]、[[大韓民国]]の[[聯合ニュース]]・[[朝鮮日報]]<ref>[http://www.chosunonline.com/article/20060906000008 【速報】秋篠宮紀子妃、男児出産]、朝鮮日報、[[2006年]][[9月6日]]</ref>等も速報を出した。
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悠仁親王の誕生は世界各国のメディアで報道された。[[王室]]を有する[[イギリス]]では日本の[[皇位継承問題 (平成)|皇位継承問題]]が話題となっていたこともあり、[[BBCニュース]]はトップニュースで報道。他、[[アメリカ合衆国]]の[[CNN]]・[[ニューヨーク・タイムズ]](電子版)・[[タイム (雑誌)|TIME]]、[[中華人民共和国]]の[[新華社|新華社通信]]、[[大韓民国]]の[[聯合ニュース]]・[[朝鮮日報]]等も速報を出した。
  
 
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* [[皇位継承問題]]
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* [[皇位継承問題 (平成)|皇位継承問題]]
 
* [[万世一系]]
 
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* [[秋篠宮文仁親王]]
 
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2014年8月3日 (日) 18:37時点における最新版

天皇一家と諸王

悠仁親王(ひさひとしんのう、2006年9月6日 - )は、日本皇族秋篠宮文仁親王同妃紀子の第一男子。身位親王皇室典範における敬称殿下お印高野槇皇位継承順位第3位。今上天皇の孫にあたり、姉に眞子内親王佳子内親王がいる。

宮家の生まれであるため「○宮」の御称号はない[1]

略歴[編集]

誕生[編集]

平成18年(2006年)9月6日東京都港区愛育病院にて誕生。身長48.8センチ体重2,558グラム

日本の皇族としては初めて帝王切開により誕生。秋篠宮家においては佳子内親王以来12年ぶりの子女の誕生、皇室においては、父・秋篠宮文仁親王以来41年ぶりの男子誕生となった。

同年9月12日命名の儀。父の秋篠宮文仁親王により「悠仁親王」と名付けられる。宮内庁によると「ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んでいくことを願って」命名されたという。家族からは「悠ちゃん(ゆうちゃん)」「ユージン」「ゆうゆう」の愛称で呼ばれているという。また、お印に高野槇が選ばれたのは、「大きく、まっすぐに育ってほしい」との思いを込めてのものである。

皇族男子の不足から誕生の前年・平成17年(2005年)には皇位継承問題が表面化していたこともあり、各地で奉祝をもって迎えられた。明治神宮をはじめ、各地の神社神社庁で、神輿の奉納・提灯行列・奉祝行進など祝賀行事が行われた。悠仁親王の誕生によって、皇統断絶の危機が当面は解消されたことで、皇室典範改正案の提出は見送られることとなった。

愛育病院からの退院時、宮邸のある赤坂御用地までの沿道には約1800人が集まった。警備は警視庁機動隊など計1,200人態勢で行なわれた。

幼少期[編集]

2009年12月2日お茶の水女子大学附属幼稚園2010年4月より入園することが宮内庁より発表された。特別選抜での合格による。

逸話[編集]

誕生に際して[編集]

  • 誕生時には、インドネシアユドヨノ大統領など21か国の元首から天皇・皇后へ、31か国の元首から天皇へ、それぞれ皇孫誕生の祝電が寄せられた。中でもタイ政府は、タイ王室にも前年に王孫が誕生していることをあげ、両国の親密さを示したと思えるとコメントした。また、ユドヨノ大統領は、2006年11月27日来日した際、今上天皇との会談において「国をあげて悠仁親王殿下の誕生をお祝いしております」と発言した。また、トルコトプカプ宮殿博物館から国宝である「金のゆりかご」が「トプカプ宮殿至宝展」にて特別展示された。これは門外不出の国宝で、博物館館長の好意により実現したもの。
  • 賜剣の儀で今上天皇から授けられた守り刀は、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された天田昭次の作。
  • お印高野槇と決まった後、高野槇を市の木とする岐阜県中津川市の中津川観光協会が高野槇の写真入のパンフレット用紙袋を製作した。また、高野槇の名の由来でもある高野山へのアクセス手段である南海電気鉄道では、記念として難波駅で高野槇1000本を無料配布した。
  • 祖父母である今上天皇・皇后が見舞いに来た際、白いベビーシューズを母子に贈った。これは悠仁親王の1歳の誕生日写真でも、ソファ脇の机に飾られていた。

記帳所の設置[編集]

41年ぶりの親王誕生であったが、一宮家の生まれであるとして宮内庁は誕生を祝うための記帳所は設けなかった。しかし地方自治体寺社などでは独自に記帳所を設けたところも存在した。

都道府県一覧

この他、さいたま市四国中央市などの市町村や、出雲大社北野天満宮善光寺など全国各地の寺社でも記帳所が設けられた。

海外メディアの反応[編集]

悠仁親王の誕生は世界各国のメディアで報道された。王室を有するイギリスでは日本の皇位継承問題が話題となっていたこともあり、BBCニュースはトップニュースで報道。他、アメリカ合衆国CNNニューヨーク・タイムズ(電子版)・TIME中華人民共和国新華社通信大韓民国聯合ニュース朝鮮日報等も速報を出した。

系譜[編集]

悠仁親王 父:
文仁親王秋篠宮
祖父:
今上天皇
曾祖父:
昭和天皇
曾祖母:
香淳皇后
祖母:
美智子
曾祖父:
正田英三郎
曾祖母:
正田富美子
母:
紀子
祖父:
川嶋辰彦
学習院大学教授
曾祖父:
川嶋孝彦
(元内閣統計局長)
曾祖母:
川嶋紀子
池上四郎女)
祖母:
川嶋和代
曾祖父:
杉本嘉助
満鉄総局副参事)
曾祖母:
杉本栄子
(満鉄機関区長服部俊太郎女)

脚注[編集]

  1. 報道などでは「秋篠宮悠仁」の表記も見られるが、公式には宮家の当主ではないため「秋篠宮」の宮号は冠せず「悠仁親王」と称するのが正しい。宮家の嫡男を呼ぶ際の以前の慣例にしたがえば「秋篠若宮悠仁親王」と呼称する(若宮を参照)ことになるが、現在では皇室制度に詳しい人々もこの呼称はほとんど用いない。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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