「3つの間奏曲 (ブラームス)」の版間の差分

2009年10月25日 (日) 11:12時点における最新版

3つの間奏曲（日本語読み：みっつのかんそうきょく：原題：Drei intermezzi für pianoforte von Johannes Brahms）はヨハネス・ブラームスによる1892年作曲のピアノ独奏曲集。作品番号117。親交のあったクララ・シューマンの影響を受けた叙情的な間奏曲集。

楽曲[編集]

3曲からなる。いずれもピアノ演奏を意識した調号の多い設計。

Andante Moderato[編集]

変ホ長調。舟歌に近い緩やかな8分の6拍子。拍節感を和らげるため4分の3拍子の左手声部など作曲者の特徴を備えている。中間部は同主調の変ホ短調。オクターヴ奏法を使った重厚な和声に加え、PiùAdagio（急がず）と指定するなど落ち着いた作品。

試聴

• Helene Grimaud：Helene Grimaudの演奏。
• 日本人女性：Azusa Ichijo

Andante non troppo e con molto espressione[編集]

変ロ短調。8分の3拍子。自由な分散和音が後期ロマン派音楽の傑作となっている。中間部は変ニ長調。

試聴

• Ivo Pogorelich：Ivo Pogorelichの演奏。

Andante con moto[編集]

• 嬰ハ短調。中間部はイ長調。Più moto ed espressivoと転調し、前曲に似た分散和音が静かに駆け巡る。

試聴

• Gyula Kiss：Gyula Kissの演奏。

楽譜[編集]

• Drei Intermezzi Op.117

解説[編集]

• 全日本ピアノ指導者協会から